理事長
設立趣意
我が国の子どもの相対的貧困率は13.5%で、およそ7人に1人の子どもが貧困状態にあります。これは先進国の中でも最悪の水準とされています。国は「子供の未来応援国民運動」を実施し支援を広げていますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける中で、社会の脆弱性が一層あらわになりました。特に当金庫としても支援している「フードバンクふじのくに」の利用状況や子ども食堂の運営状況から、日々の食事が満足に取れない子どもや進学を諦めざるを得ない子どもがいる実態を目の当たりにしました。
働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関として、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与することを理念に掲げる当金庫は、生活困窮者や支援を必要とする方々が多数存在するこの状況を看過することはできません。
当金庫はこれまでも社会貢献活動として子育て支援に努めてきましたが、こうした状況に鑑み、創立70周年の節目を迎えるにあたって、さらなる踏み込んだ支援が必要と考え、2022年10月26日に開催された当金庫第9回理事会において、一般財団法人「静岡ろうきん子ども未来財団」を設立することを決めました。
2023年3月1日
静岡県労働金庫
一般財団法人 静岡ろうきん子ども未来財団
理事長 増田泰孝
沿革
- 2023年03月
- 「一般財団法人 静岡ろうきん子ども未来財団」 設立
- 2023年04月1日~2024年1月31日
- 「静岡ろうきん子ども未来基金」支援金給付事業開始(会員向け 随時募集)
- 2023年10月1日~2024年1月31日
- 「静岡ろうきん子ども未来基金」支援金給付事業開始(一般向け 追加募集)